| 機動戦士ガンダムUC (6) 重力の井戸の底で (角川コミックス・エース) 矢立 肇 |
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定価:¥ 693 (税込み) 価格:¥ 693 (税込み) メーカー:角川グループパブリッシング 著者:矢立 肇
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ユーズド価格:¥ 597~ (税込み)
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著者:矢立 肇 福井 晴敏 富野 由悠季
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こちらもお勧め
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ユーザーレビュー 胸が躍らない読者は少ないだろう (2008-12-24)
著者と同い年、所謂ガンダム世代の私にとって トミノ監督の手によらないにもかかわらず ひさびさに「正統な」作品を読んでいる気がしている。 (挿絵の効果も大きいとは思われるが、 その点からすると四巻から部数が伸びないような気も・・・) ファーストから30年近い年月が経過し 直木賞候補作家が作品を手掛けるまでの成長を 当初、誰が予想し得ただろうか? 本巻は第六巻。砂漠・ダカール・ニュータイプ研究所・水中モビルスーツと本巻はファーストのオマージュに溢れており、ストーリー構成や書き振りがややギミックに流されているきらいは否めない。これぞまさに本歌取りではあるが、 それでも近年のデリバティブガンダムたちに比し圧倒的な筆力で展開される物語に 胸が躍らない読者は少ないだろう。 |
引き込まれるストーリー (2008-12-23)
バナージ、リディ、マリーダら戦乱に巻き込まれた者達それぞれが垣間見る悲しく苦しい記憶。そして、わずか数日のダカールの戦火の中で「ラプラスの箱」の呪縛に巻き込まれ命を落としていく兵士や一般市民たち。未だ終わりの見えない戦いの中で最後に開かれる真実とは。進行するたびに引き込まれるストーリーに加え、ブライトを筆頭に新たに登場する個性あふれるキャラクターたちが物語を一層色濃くしていく。 |
ユニコーンの飛翔 (2008-11-29)
著者の思想を代弁させたかのような各キャラクターのセリフや、こういうことがあったからこうなんですよという、とってつけたようなマリーダやジンネマンの過去のエピソード。どのような意図にしろファーストのセリフの引用の数々。そのすべてが作者の言いたいことを言うために物語を都合よく利用しているように感じられて、そこに必然性、リアリティを感じることができず、薄っぺらい。本来、物語自体が持っているべきである生命力、躍動感を奪ってしまっている。 作者が物語を通じて自分の思想を伝えるのは当然ではあるけれども、その方法が安易なため興ざめするのである。 ガンダムという既存の物語世界を使用することにより、著者の作風が中和されて、ひとつの作品としてのバランスが増すのではないかと期待していただけに、物語にコミットできるゆとりのようなものが徐々に失われつつあるのは残念だ。 この作品を投げかけられた読者は所々「……」と沈黙せざるを得ないだろう。なぜならすでに作品の中だけで答えがすべて、示すのではなく実際に語られてしまっているからだ。いや、それだけならまだいい。他の答えを排除しながら物語が一つの方向へねじ曲げられながら向かっているような違和感をそこに覚えてしまう。 確かに作者の文章は淀みなく、物語に山をつくることもうまいし、読んでいると胸が躍り、血が沸き立ち、感動して心が震える場面すらある。だからこそ歯がゆさを感じるのだ。あらゆる可能性の象徴であるはずの「ユニコーン」が私たち読者を置き去りにしたまま、はるか遠く、手の届かないところへと飛翔して消え去ってしまうのではないか。そんな不安が拭えない。 |