| 三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫) 吉川 英治 |
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定価:¥ 798 (税込み) 価格:¥ 798 (税込み) メーカー:講談社 著者:吉川 英治
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ユーザーレビュー 三国志には詩がある (2008-12-09)
1989年4月11日リリース。『桃園の巻』と『群星の巻(前半)』からなる。吉川三国志は劉備・関羽・張飛の桃園の義盟で始まる。時は日本では卑弥呼が邪馬台国を統治していた頃、中国では後漢末期にあたる。まず苦言を呈したいのは新装五巻分冊となった今の文庫はその始まりたる『序』を無下無謀にもカットしてしまった。最終巻では『篇外余録』をカットしてしまった。これは吉川三国志を単に理解していないだけでなく、作者の意図というものに対する出版社の使命というものも無視した愚行だ。故に真の吉川三国志を理解するには作者の意図の通り編した旧八巻分冊のものしかありえない。『序』で吉川英治はこう言っている。『三国志には、詩がある。単に膨大な治乱興亡を記述した戦記軍談の類でない所に、東洋人の血を大きく搏つ一種の諧調と音楽と色彩とがある』正にこの『序』にこそ吉川英治の三国志に対する私信が集約している。この『序』なくして吉川三国志にあらず、だ。 |
入門書はこれだろう (2008-10-12)
高校生のときに読んで、ハマッた。三国志ものはいろいろ出回っているが、余計な先入観を持たずに済む入門書としては、これが最適だと思う。文章は言うことなし、一応どこにも偏らずに書かれているとも思う。個人的には「この作品の」曹操のファンである。文句なしにカッコいい。 この後に、何だったかもう忘れたが、とんでもない三国志ものに当たってしまい、辟易して以来、他に手を出すのをやめた。やっぱり正統派から入るにこしたことはないと思う。これを読んでざっと人間関係を把握して、それから他の作品を回るのが正解なんじゃないかな。 |
三国志。 (2008-06-14)
若い頃は、三国志などを読んでもあまり興味が湧かなかったり、世の中が十分に理解できていなかったこともあり、それほど面白いとも思わず、1巻の桃園の巻まで読み切ったところで止まっていたが、大人になって世の中がよく理解できてきた今読めば、とても理解できるし面白い。劉備が世の苦しむ民衆を救わんと、義兄弟の契りを結び、張飛と関羽を従え兵を起こす。ところが、戦功を上げても愚かな人々の前に地位もろくに与えられず、ただ戦場を放浪するのみで、2巻の初めにやっと平原の相(しょう)という地位を得る。その後、曹操、孫権、と並び、三国(魏、呉、蜀)のトップにまで上り詰める彼と三国の運命とは・・? |