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銀河鉄道の夜 [DVD]   

定価:¥ 4,935 (税込み)
価格:¥ 3,911 (税込み)
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メーカー:PIASM
リリース:2002-03-22

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ユーズド価格:¥ 4,540~ (税込み)
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レビュー
   宮澤賢治の代表作である同名作品と、同作をもとにキャラクターを猫に置き換えて描かれたますむらひろしの漫画作品をそれぞれ原作と原案に、「タッチ」の杉井ギサブロー監督、劇作家の別役実脚本、そして細野晴臣音楽の豪華スタッフによって1985年に制作された劇場用長編アニメーション。
   病気の母と暮らし、帰らない父を待つ少年ジョバンニ。星祭りの夜、丘の上で一人空を見上げていたジョバンニのもとへ、鉄道が到着する。乗り込むとそこには親友カムパネルラがいた。2人は永遠の友情を確認するかのように旅立つが、やがて別れのときが訪れる。
   キャラクターが猫であることや、原作に対する解釈をめぐって賛否両論別れるものの、独りぼっちのさみしさや切なさ、さらに夏の夜の微妙に涼しい空気感まで感じさせてくれる。(田中 元)


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ユーザーレビュー
  • 大衆におもねない珍しいアニメ (2008-09-19)

    小学校の頃、初めてこの作品に触れ、子供ながらに「凄い作品があったものだ、私は気に入った」と思うと同時に「アニメ好きの他の子達はこれを認めないだろうな」と感じたのを覚えています。いかにスピード感を盛り上げて子供を飽きさせないかが勝負と考える、子供の関心を引きたいアニメ作家ならば、最も避けたがるであろう「間」が、間のびして見えるほど丁寧に取ってあり、主人公を泣き喚かせる代わりに、無表情のままふと見上げた電灯の滲み等で、表面には浮かばない涙や、深い心の傷を表現し、病気の母親は暗いドアの向こうにいて、声のみで姿を見せない。登場人物のほとんどが「猫」の姿をしているため国籍が判らず「ジョバンニ」「カンパネルラ」「ザネリ」と、不思議な名を持つ彼等にふさわしい。原作で完全に「かおる」等「日本人」の名を持って登場する先生と姉弟は、最初からジョバンニたちとは異質の、人間の姿をして交わって来るのに、それが不自然に見えない。映画中使われている言語が、世界平和を願ってやまなかった宮沢賢治が研究していた「エスペラント言語」である事も、知った時は衝撃でした。原作のイメージを全く壊さないよう、音楽も構成も色彩も、計算され尽した大人の作品だと思います。

  • 美しくて、哀しい (2008-08-29)

    いわずと知れた宮沢賢治の不朽の名作。鮮やかな色彩が美しい作品です。本編のもちろんですが、エンディングで「春と修羅 序」が朗読されるのが印象深いです。何かに疲れたとき、嫌になってしまったときに見たくなる作品。

  • 不思議で、哀しくて、懐かしい映画。 (2008-08-22)

    映画を本当に面白いと最初に思ったのは、いつのことか。僕の場合は中学生のころ、この映画を見たときが最初でした。少年少女であった時代に、宮沢賢治の幻想的な世界や、星空や、宇宙や、その中に存在する人間の不思議さや、そういうものに、ただ純粋に心を動かしたことを覚えている人は多いと思います。ただ、それは本当に、いつのまにか、はるか遠くに見えなくなってしまう。毎日の生活の中で当たり前に揺れ動く心の中で、占める場所は小さくなり、埋もれていってしまう。そうならずに、同じ気持ちを持ち続けている人のことは、よくわからない。その方が幸せなのかどうなのか、ただ自分にとっては、そういう透明な心がもう自分の手の届かないところに埋もれてしまっているということは、どうしようもない事実で、それが書き変えることのできない自分の過去の積み重ねだということは、偽ることはできないし、そうしたいとも思わない。でも、この映画のラスト、もう現実の世界ではカンパネルラには会えなくて、それでも、ついさっきまで自分は一緒に不思議な旅をしてきて・・・、その言葉に出来ない、表情に出すことすらできないような、哀しくて寂しくて切ない不思議な思いを抱えて、ジョバンニが走り出すシーン。それを見ていたときの、胸がいっぱいになるような気持ち。それは今はもう失くしてしまったかもしれないけど、かつて確かに心の中にあったもの。あの胸がいっぱいな気持ちは何なのか、それが知りたいということだけは、今も心のどこかで思っているような気がするのです。




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